2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

久々のトレーニング

5月18日に喉が痛くなってから、そこから炎症が鼻へ、そして気管支へと上下に広がっていった。とくに咳はなかなか収まらず、2週間は夜まともに眠れなかった。その後も、眠れはしたものの咳は続き、仕事にならないので、仕方なく6月14日に病院に行き、…

ハシズム分析(5)―弱者が愛国心に飛びつく心理

ハシモトが庶民感情を投影しているとするなら、日の丸・君が代強制を主張するハシモトを支持する庶民感情とは何かを明らかにするという課題が残されていた。さて、やや遠回りしたが、ここでその問題を論じてみたい。まず、貧困であれば貧困であるほど、自信…

ハシズム分析(4)―富の再集中をめざすネオリベとネオコン連合

ネオリベラリズムの歴史と本質については、デビッド・ハーヴェイの分析が参考になる。新自由主義―その歴史的展開と現在作者: デヴィッドハーヴェイ,David Harvey,渡辺治,森田成也,木下ちがや,大屋定晴,中村好孝出版社/メーカー: 作品社発売日: 2007/02/01メ…

ハシズム分析(3)―他者を罵倒して自分を上に見せるための方法

他者を罵倒して自分の方が上と見せる(思い込む)ための方法について述べるためには、ネット掲示板等での罵倒合戦を見ればわかりやすい。ネット掲示板やブログのコメント欄での罵倒合戦には、「おまえもな〜」等の相手を侮辱したり感情を逆撫でするための言…

ハシズム分析(2)―低い自己肯定感

さて、どのような世俗の人々がハシモトを生み出したのであろうか。それは何よりもまず、自己肯定感の低い現代日本人であろう。日本の子どもたちが自己肯定感が低いというのは、従来から言われてきたことで、様々なデータでも裏付けられている。たとえば、直…

ハシズム分析(1)―ハシモトは現実の矛盾が生み出したモンスター

君が代起立強制条例を作った大阪の橋下府知事と大阪維新の会。彼らの意識と行動を分析しながら、その支持率の高さも含めた日本の病理を、何回かにわたって明らかにしてみたい。初回は、批判の基本的構えについて論じてみたい。以下、橋下徹の幼児的万能感に…

国際感覚の欠如した大阪府―天下の愚法「君が代起立条例」可決

先日、憲法における基本的人権と公務員の地位に関する視点から、大阪橋下府知事と大阪維新の会の愚行を批判しておいた。本日は、日本国憲法だけでなく、世界の到達点から見ていかに時代遅れのものであるかを明らかにしておきたい。ユネスコ(国連教育科学文…

放射能の雨

東電の原発事故があったあと、ある記憶が鮮明によみがえってきた。それは、小学校の低学年の時、教室の窓から見た雨の景色だ。大粒の雨が妙に白く光っているのを見て、小学生同士で、「放射能の雨だ」などと言い合っていた。白く光って見えるのと放射能は関…

国民不在の政争―内閣不信任案提出に思う

内閣不信任案を出している側は、いかにも「国難を乗り切るためには菅内閣ではダメだ」というような理由を述べている。でも、これは本音ではないだろう。なぜなら、この間の菅政権の対応に代わるどのような案を持っているかがちっとも聞こえてこないからだ。…