「都教委=中国政府」説を展開してみますw

1.東京都の教育委員会が越権行為かつ営業妨害?

東京都教育委員会が、検定に合格している特定の会社(実教出版)の教科書を採用しないように圧力をかけている。

みなさんご存じのように、高校の教科書は、各学校ごとにどの教科書を採用するかを決めて良いことになっている。それなのに昨年は、実教出版の教科書を採用しようとしていた高校に、都教委が電話をかけてやめさせた。

今年は、東京新聞によれば、「使用は適切ではない」という決議まで挙げたようだ。

これは、営業妨害にあたるのではないかと思う。実教出版は損害賠償を起こせばいいのにと思う。

2.なぜ都教委はこんな暴挙にでたか

この経緯を東京新聞で見てみよう。

 国旗掲揚と国歌斉唱について「一部の自治体で公務員への強制の動きがある」と記した実教出版(東京)の高校日本史教科書について、東京都教育委員会は二十七日に開いた定例会で「使用は適切でない」とする見解を議決した。都教委はこれまで、都立各校に非公式に「記述は都教委の考え方と相いれない」などと伝えていたが、公の場で教科書の使用適否に踏み込むのは前例がなく、反発が広がりそうだ。
(後略)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013062702000263.html

要するに、東京都教委が地方公務員である教職員に対して日の丸・君が代を強制しているわけだが、それを批判されているので、その教科書が使われては困るという訳である。

3.グーグルと中国政府の攻防戦を思い出す

「自分に都合の悪い情報は、知らせないようにする」。

どこかで見た風景である。そう、たとえば、グーグルと中国政府の攻防戦を思い出そう。

米グーグル,中国市場からの“撤退”を表明

自分に都合の悪いことは、国民に知らせないように、ツイッターを削除してまわったり、ブログを削除させたりするなど、意見表明の自由を制限して情報統制することで悪名高い中国政府と同じことをやってるわけじゃん。

もし、間違ってないという自信があるなら、正々堂々と議論で決着をつければよい話ですよね。「知られないように/考えさせないようにする」ということで決着をつけようとするのは、自分にやましいことがあるからと言われても仕方ないってことですよね。

これは、政府に対する批判的な立場や政府の意に沿わない科学的見解を、そもそも検定のところで排除しようとしている現政権にも言えることではありますけどね。