もっと大学を活用してくれるといいんだけど

昨夜は、子どもの小学校の校長が退職するということで、4年間のPTAの役員で送別会を開催しました。

この校長は、本当にいい教員で、このような送別会が企画されることから分かるように親からの信頼が厚いだけでなく、子どもが遠くからでも校長を見つけると手を振ったりすることに象徴的にそれが表れています。

で、保護者たちと教員の異動についておしゃべりしていたら、次のような会話になりました。

私「T先生はもうこの小学校は長いからそろそろ異動だよね。」
保護者A「Y小学校は、あの先生がいなくなるとまずいんじゃないの?」
私「どうして?」
保護者A「抑える人がいなくなるじゃん」
私「おさえなくても指導はできるよ。子どもと一緒に学級をつくっていけばいいんだよ」
保護者A「だってあのクラスは無理よ。PTAでも話題になったけど、PTAは学校に介入しないってことになったし」
私「うちの大学に援助を申し出れば援助できたのに」

要するに、学級崩壊気味のクラスがあって、親もなんとかしたいと思っているのに、学校側としては親の介入を受け付けず、かといって、大学などに学級崩壊の回復のための援助を求めていないということですね。学校の中で助け合ってなんとかしようとすることは必要ですが、私も含めてそういう研究をしている研究者がいるんだから援助を求めればいいのに。大学も問題別にサポートできることを示して、各学校に配付しているはず。

学校の体面もあるでしょうが、崩壊した中で過ごす子どもたちの損失を少しでも少なくすることを第一に考えてほしいものです。

あんまり同時にいくつもの学校から依頼されても困るけど、こちらとしても現実に即した研究になるのだから、遠慮なく大学を活用して欲しいものです。