国連による国際幸福度調査、日本の順位は転落

国連が行っている世界幸福度調査の2015年の結果が報告されました。

WORLD HAPPINESS REPORT 2015

日本は、2013年には43位でしたが46位に後退しました。国家の役割が国民の安寧にあるとしたら、あきらかに世界第3位の経済大国にしてはお粗末な結果ですし、後退しているということは、国際的な政治力の競争において遅れをとっているということですね。

国際的な学力調査の順位がちょっと下がったら、政府もメディアもこぞって「学力低下」だと大騒ぎして、子どもたちから豊かな子ども期を奪い、わかる授業・楽しい授業すら犠牲にして、テスト対策漬けにしてシバキあげるのに、政府自身が努力すれば上げられる国際的な幸福度調査の順位が低下しても、知らん顔ですよね。

「他人(子ども)に厳しく自分に甘い」日本政府と言われても仕方ありません。そんな政府が道徳教育を強化するというのですからとんだお笑い種です。まず国家が範を垂れるべきです。

でも、国家なんて所詮その程度のものです。あまり期待しない方が良い。国民が幸福度をあげたければ、国家にすがるんじゃなくて、国民が国家をシバくことが必要ですね。